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雷鳴の夜

第9章 甘える

「翔?」

「こっちのが落ち着く」

腕枕は固すぎるし

腕を痺れさせてしまいそうでいや

グリグリと頭を動かし眠りやすい位置を探す

擽ったいのか笑いを堪えてる?

安心する位置に収まり

あなたの胸に掌を乗せ鼓動を確かめる

「…さと…お休み」

「お休み翔」

「ん…お……かな…で…」

抱き寄せられおでこにキスされる

お返しにキスを返したいが眠気に負ける

目の前にある胸横にチュッと小さく口を付け

眠りに落ちていった

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