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雷鳴の夜

第1章 訪問者

あなたは雷がなりそうな日がわかるなんて言う

鳴らない日も来るくせに

雷が苦手な事を知ってる人が

雷が鳴ると心配して電話をくれる

その人にそんな話をしたら

わざわざ来るって事は付き合ってるからかと聞かれた

でもそれは違う…

昼間にデートなどしない…

好きだとか愛してるとかの言葉もない…

曖昧な返事で誤魔化す

ただ…体の関係はある…

雷が鳴れば簡単に部屋に入れて抱ける

彼にしてみればセフレのようなものだ

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