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雷鳴の夜

第2章 後悔

「私にもちょうだい」

タバコなんて吸わない

むしろあなたが吸うたびに少し嫌な顔になる

少しびっくりした顔のあなたがタバコを消す

「んっ…やっ…」

タバコの味が口内に広がる

「タバコ欲しかったんじゃないの?」

にやりと意地悪な笑み

「欲しかったのはタバコ…キスじゃない…」

ふっと鼻で笑ってまた口づけされる

私の小さな抵抗なんて無視され

徐々に深く濃くなり抵抗が更に弱まる

そのままソファーに押し倒される

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