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雷鳴の夜

第2章 後悔

必死に藻掻いたらあなたの唇が離れる

「今日はしない」

不思議そうなあなたの顔

遠くでまた雷鳴…思わずしがみつく

「翔?どうした?今日はあの日?」

優しく髪なんか撫でないで…

「ちがう…もう…終わりにしよ…」

私の言葉に一瞬あなたの顔が曇る

「なんで?俺なんかした?」

そんな悲しそうな顔で聞かないでよ

「何もしてない…」

「じゃあなんで?このままでいいじゃん」

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