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雷鳴の夜

第19章 住処

引っ越ししてからは翔の部屋もできた

寝るのはまだ一人は怖がるし俺も不安

一緒の部屋で雷がなる日は抱きしめ

片耳は俺の胸に反対は俺の手で塞ぐ

鼓動が安心するのか怖がらずに眠る

今日も遠くに雷鳴がしたので一緒に寝た

夜明け前に温もりが無いことに気がつく

もう雷鳴はしない

まさか…

また発作でも起きたかと部屋を見回すがいない

トイレにでも起きたかと暫く待ったが戻って来ない

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