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雷鳴の夜

第20章 恐怖


部屋を出たらリビングから物音

そっと覗けは骨壷を開け何かをしている

砕けるような音…

小説か何かで最愛の人を亡くし

その人の骨を食べる描写を思い出す

そっと覗くと小さな何か…

すり鉢のような物で骨を粉にしている

両親の遺骨を取り出しゴリゴリと摺る

少し恐怖を抱くが理由も無くこんな事する子では無い

「翔…なにしてるの?」

脅かさないようにそっと横に座り声をかける

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