エッチな女子達の事情
第2章 加納由香
バサバサと仕事の資料や、ハンコなどがソファーに散らばる。
「なんだよ……無事だったじゃん……」
対処が早かったからか光の資料やハンコ、カードケースなどは無事だった。
「ああ、よかった……」
私は安堵感に胸を撫で下ろした。
気を張りすぎていたせいか、ガクッと体の力が抜ける。
その時、パサリと何かが床に落ちた。
「ん? 光の運転免許?」
どうやら運転免許みたいだ。
「カードケースから落ちたのか」
床に落ちた運転免許を拾い上げる。
「は……!?」
私は目を疑った。