エッチな女子達の事情
第4章 エッチな女子達の旅行①
結城杏里sid
杏寿郎さんが3泊4日の箱根旅行を商店街の福引で当てた。
滅多に当たる事の無い、箱根旅行を引き当てた杏寿郎さんに抱きつきながら、私はこの先の杏寿郎さんとの旅行に胸を高鳴らせた。
杏寿郎さんとご飯や、お風呂、更にはエッチも……
考えれば考えるほど、ドキドキと胸が高鳴る。
この鼓動が杏寿郎さんに聞こえてしまいそうだ。
ドキドキと高鳴る心臓を必死で堪えながら、私は杏寿郎さんの胸に顔をうずめた。
鼓動を聞こうと耳を心臓へと近づける。
ドクンドクンドクン
聞こえてきたのは、不規則に脈を打つ杏寿郎さんの鼓動だった。
あ、杏寿郎さんも旅行が当たった事にドキドキしてる。
「当たったね! 杏寿郎さん!」
「そうだな! 杏里!」
私たちは互いに抱きしめ合うと、軽く触れるようなキスをした。