エッチな女子達の事情
第4章 エッチな女子達の旅行①
「無理ですよ。あなた達は”協力”しないとこの旅館から出られませんから」
「ふざけんな!」
入れたはずの門はなぜか開かない。
チョコと言う子が蹴り飛ばしたり、引っ張ったりしているがビクともしなかった。
「クソババアめ! ナメやがって!」
チョコさんは思いっきり扉を蹴り飛ばすと、仏頂面で元の場所に戻ってきた。
「あ……!」
禰豆子ちゃんもその後を追う。
さっきから走ったり、戻たりしてるけど彼女、全く疲れた様子を見せない。
スタミナあるなこの子……
さっきいた場所から門まではだいぶん距離がある。
そこを走って行ったり来たりできる彼女はある意味すごい。
「もう、扉は蹴っちゃダメでしょ!」
「うるせぇな。こんなクソみたいな労働できるかっての」
「でも協力しないと出れないでしょ?」
元の場所に戻ると、彼女は大きな声で彼氏を叱り始めた。