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エッチな女子達の事情

第4章 エッチな女子達の旅行①


帰ろうと踵を返して歩いていく彼氏に、彼女は長い黒髪を揺らしながら後を追う。
走る度に靡く、艶のある黒髪に、彼女持ちの男性陣達も「美しいなあの髪」「何食ってるんだ」と歓喜の声を上げていた。


「あの子、美人だな。たしか、名前なんだっけ?」

「まさに、美男美女だな」

「俺もあんなかわいい彼女ほしい〜」


男性陣が次々と声をあげる中、彼女達は鬼のような形相で彼氏達を睨んでいた。


「私の方が可愛いでしょ? あんなブスより」


加賀美先輩が負け惜しみの減らず口を叩く。


いや、ブスって、加賀美先輩……それは無いでしょ……


はっきり言って、禰豆子と言う女の子の方が加賀美先輩よりも100倍かわいい。
それに、見た目からだが先輩みたいに裏表があるような子には思えない。
純粋で、可憐な女の子だと思う。


まあ、私の思い込みだが……



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