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酔い醒めた後

第68章 プロポーズ

s「智くんありがとう、大好きだよ」

ぽろりと口から溢れた言葉に

急に恥ずかしくなって

きっと紅くなった顔を見られたく無くて

肩に顔を埋めたらそのままソファに運ばれた

横にピッタリとくっついて座ったあなたが

俺が缶詰開けるのを期待して見つめてる

その視線に少し手こずりながらやっと開けて

中にはお約束のリング…

しかも…手作り?

いつの間に…あなたったら…

きっとこれを作る間も俺の事

想ってくれてたんでしょ?

あなたの深く暖かく優しい愛情が

沢山詰め込まれてて…俺が受け取っていいの?

一瞬の躊躇いが一筋の涙として流れ落ち

あなたの愛を受け入れたから

あなたにも同じくらい…

それ以上の愛を受け取って欲しい

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