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酔い醒めた後

第70章 婚姻届

にやりと朝から意地悪な顔でそんな事…

s「もうっ…馬鹿じゃないの…
それも…良かったよ…」

ぷいっと智くんの腕の中で向きをかえて

ベッドから出ようとしたのに

グイッとそのまま後ろから抱きつかれる

o「んふっ…ごめん翔くん…俺もだよ
で?何がほんとは良かったなの?」

もうっ…あなたって人は…たちが悪いんだから…

そんな風に耳元で囁かれたら…

白状するしかないじゃない…

s「うん…昨日のプロポーズがね
起きたら夢だったんじゃないかって…
少し不安になったけど…
これ見て夢じゃ無かったって安心したから」

智くんが着けてくれた指輪を上にかざし

無意識に智くんの指にも手を触れてた

o「おっ…良かった…俺のもちゃんとあるぞ」

かざした手に絡められた智くんの手…

指輪が当って小さく金属音がした

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