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酔い醒めた後

第70章 婚姻届

O.side

絡まってた指を名残惜しそうになで

s「そろそろ起きよっか」

o「翔くん朝飯食ったら婚姻届書いて」

s「えっ?書類取りに行くって事?」

翔くんの言葉で思い出し

ベッドから降りて昨日渡しそびれてたと

ごそごそとカバンから紙を取り出す

o「ほいっ!後は翔くんの欄書いて
証人の欄に誰が書いてもらうか決めるだけ」

ひらりと目の前に婚姻届を突出す

s「智くん…いつの間に…
俺が断ったらどうする気だったのよ」

俺の欄が既に書き込まれてる事に気付いたな

o「翔くんに断る権利無いって言ったろ?」

つい翔くんには意地悪に言っちゃって

それでもふんわりと包み込む笑顔

ほんと…翔くんは格好いいのに可愛い

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