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酔い醒めた後

第70章 婚姻届

S.side

智くんの美味しい朝ご飯で

うっかり忘れそうになってた婚姻届

o「翔くん早く書いてよ〜」

食器を洗ってたら呼ばれて思い出した

慌てて智くんの横に座る

s「智くん!これってどういう事?!」

既に書き込まれた欄を指差して問正す

o「ん?なんか間違ってたか?」

きょとんとした顔が可愛いい…じゃ無くて!

s「なんで名字を俺にしてんの?」

o「なんでって…格好いいから?」

s「智くん…嘘…だよね?なんで?」

確かに前から俺の名前が

全体的に格好いいとは言ってくれてたけどさ

それだけが理由じゃ無いのは

ちょっと揺れた瞳でわかるんだから

o「…やっぱり…翔くんには嘘つけねぇか」

諦めたように溜息ついたから俺の勝ちだね

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