アブノーマルな恋愛しませんか?
第3章 居酒屋で
また寸止め。
欲が溜まった身体が切なくて、どうしようもない思いが私を支配し
「どうしたの?」
石田君は濡れた手を私に見せつけるように舐め
「いいね、その物欲しそうな顔。悪いけど俺、杉下さんの事そんな簡単にイカす気ないから」
と、ケラケラ笑いながら言われた。
彼の言葉にゾクリと私の身体が震え…
まるで身体が隠微な時間を期待しているかのように愛液が溢れるのがわかった。
「トイレ」
私は立ち上がると
「ひとりでやらないでね」
と彼はさらりといい、私は聞こえないフリをしてトイレへと向かった。
ノーパン状態で歩きだしたらから愛液が内股を伝い私の身体はは恥ずかしすぎる現状に興奮していて
…理性が崩壊していくのを感じた。
居酒屋を出て手を引かれて繁華街を二人で歩いた。
恋人繋ぎされチョット嬉しいと思ったのは一瞬で、彼の親指がわたしの手のひらを擽るように撫でだしそれどころではなくなり身体がビクンと反応した。
手のひらへの刺激は擽ったいという感覚ではなくて寧ろ快感に近く
「敏感すぎ」
とまた彼に笑われた。
辿り着いたのはラブホテルで、なにも聞かれず何も言わず、手を繋いだまま部屋に入った。