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身体を重ねても、想いはズレたまま

第1章 1章 風俗店



扉がノックされるのを、私はベッドの上で今か今かと待っていた。

コンコン。

ベッドから跳ね起き、玄関まで飛ぶように駆けて、ドアを開ける。

「こんにちは、レナです」

ひょっこりと顔をドアの隙間から差し出してきた女性に、ビックリした。

片耳にはピアスが10個以上、髪はツイストで赤茶。

確か写真では清楚な感じだったはずだが・・・。

でも、よく見ると顔の造作は、店ポラ通りのようだ。


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