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ご主人様の荷物を片付け終わるとティータイムの時間になった。

「お土産あるから食べようか」

ティータイムはいつの間にか2人の時間になっていた。お土産にわくわくしながら紅茶を淹れる。
ソファに腰掛けるご主人様、少しお疲れかな。
準備が整ったら決まって横に座る。

今日のデザートは檸檬ケーキだった。
甘酸っぱい爽やかな香りが紅茶に合う。
こんな優雅な時を過ごせる人生があるとは。

「おいしい？檸檬が有名な土地に行ったから。」

何だか今日は食べてるだけなのに頭を撫でて貰える。久しぶりにご主人様に会えたし嬉しい、、。

「おいしいです！檸檬好きなんです」

「そっか。良かったね」

ご主人様は今日はもう仕事をしないのか、いつもよりラフな服を着ている。ゆるっと着たシャツに鼈甲の眼鏡がすごく似合っている。


「何？どうしたの？」

やばい、見つめ過ぎた。
久しぶりで目の保養にしようと思って。。


「いえ、何でもないですっ」


「寂しかった、とか？」


手を持たれ、手の甲にキスされる。
かっこいいと思って見つめてた相手にそんなことされたら、赤面するしかないよ、、、。


「はい、、、。」
照れて煮え切らない返事になってしまう。


「でもさ、ひな、俺に言うことあるよな？」