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ダブル不倫 〜騙し、騙され

第4章 4

「ああ、奥さんっ……」
 
「ふふふ、ゲンキ……」
 
 優子は畠山の座った椅子の前に膝をついた。
 
 彼のジーンズの腰ボタンを外し、ジッパーを下げた。優子は彼のジーンズとボクサーパンツを下ろす。バネのような畠山の赤黒い肉塊が優子の目の前にあった。
 
 ――凄っ……。
 
「ああ……、奥さん……畠山さん、ドMね?」
 
 ちゅっ……。
 
 優子の唇が浮き上がった畠山の青筋に沿う。
 
「ドM……そうかも……」
 
 天を仰ぐような畠山の肉塊から透明な粘りが溢れる。優子はそこに唇を当て、それを啜る。はち切れんばかりに赤く膨らむ《《畠山》》の先端を頬張った。
 
 畠山の喉元が開いた。
 
「……私もドMよ」
 
 優子は自分の手をスカート下に潜らせた。ショーツのクロッチから指を差し込み、溢れた蜜をすくい取る。それを畠山に差し出す。
 
「ああ、奥さんの……」
 
 と、言いながら、畠山は優子の指先に絡む蜂蜜を舐め取る。
 
「もしかしたら、主人がここに戻って来るんじゃないかって心配しながら……こんなにね」
 
「僕もそれが心配で仕方ありません」
 
「で、これ……? 凄いね」

 畠山の肉塊が優子の手の中でグンと固さを増す。時折、ピクンと弾けるようなそれをゆっくりとシゴいた。その括れに舌を絡める。
 
 畠山の喉が開き、吐息のような呼吸が漏れる。
 
 優子は熱を帯びた畠山の先端から口に含んでゆく。それに溢れる唾液を絡める。
 
「奥さん……」
 
「優子って呼んで……」
 
「優子さん……キモチいい」
 
「畠山さん、下の名前は……?」
 
「ああっ、|晶《あきら》……んんっ……」
 
「ねえ、晶くん、試してみましょうか。もっと凄いこと……」
 
 と、優子は息だけの声で言うと、唇の先で《《畠山》》を啄んだ。

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