ペットを飼い始めました
第30章 田中さやかという女
わたしはカフェでゆっくりと過ごしながら
かいとくんを見ていた
そして、カフェを出るときに
別の店員さんにここでバイトがしたいと伝え
今現在、ここでバイトをしている。
よし。接点ができた。
カフェで少し働き始め
もっともっと近づきたいと思っていると
カフェのみなさんで飲みに行くことになった
もちろん、私はかいとくんの真横をキープして
いろんな話を聞いた
住んでいる場所、家族構成、出身など
出身だなんだからして
一人暮らしだね?
このままもっと酔わせて
私が家まで送って、既成事実でも使っちゃえば
かいとくんは私のものになる?
そう思っていたのに...