ペットを飼い始めました
第30章 田中さやかという女
飲み会がお開きになり
完全にベロンベロンになったかいとくんを
私が送っていくことになった
もちろん私が自分から言ったよ?
他の人なんかには任せられないもん
マンションの下につき
思っていた場所と違う...
こんなマンションに1人で暮らしてるの?
少し疑問に思いながら
かいとくんの鞄から鍵を出し、オートロックを解除して玄関を開けた...
すると
『こんばんは?かいと酔っ払っちゃってますね』
は?
あんた誰?
さっきかいとくんから聞いた家族構成に姉妹はいなかった。てことは彼女?
同棲してるってこと?
わたしは宣戦布告の意味も込めて
「お姉さんですか?」と言い自己紹介をして
相手が答える暇も与えずに玄関を後にした