無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

りさちゃんと目が合いながら
撫で撫でしてもらい

満足した俺は
鼻歌まじりに、着替えをしにクローゼットに行く

一緒に暮らし始めてから俺の荷物が増えてきて
りさちゃんはファミリークローゼットを
俺の荷物置き場にしてくれた。

りさちゃんは意外に持っている服が少なかった。

意外すぎて聞いてみると

「洋服はありすぎても全部は着ないし、
　あっても場所を取るだけで勿体無いから」と

展示会とかに行って頼んだ服が送られてくると
去年のものはすぐにフリマアプリで売っていた。

りさちゃんがSNSで去年の服で私の着古しだけど
フリマに出すよ！
何時から出品予定！！って告知をしてから
売りに出すと
1週間も経たない間に全部なくなってる。

いや、ほんとSNSってすごいよね。

そんなことを考えながら、着替えと髪の毛のセットをし

家を出る準備ができた。

『りさちゃーーーーん、
　お家出る準備できたよ〜、お見送りして！』と
お願いをするのも俺の朝の日課だ。

えぇー、なんて言いながらも
ちゃんと来てくれるりさちゃん（笑）

『いってきます！！！！』

「いってらっしゃい、お勉強ちゃんとね！」

この見送り、お勉強ちゃんとね！が無いと
ほんとやる気になれない。