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宅配のお兄さんにどんどん逃げ場を無くされるはなし

第3章 進展

「あっ、これ」私は郵便受けに入っていたチラシを見ながら呟いた。

そのチラシは近所にある文化センターからの案内だった。今月行う予定のイベントの中にショパンのピアノ曲を演奏するイベントを見つけたのだ。

今度行こうと思ってそのチラシを持っていた鞄にしまうと、ふと思いついた。

ーー彼と行きたい。

そのチラシを再び手に取って私は彼をデートに誘う心づもりをした。

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