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宅配のお兄さんにどんどん逃げ場を無くされるはなし

第4章 異変

私はもちろん走っていって、チケットを渡せるはずもなく呆然状態で部屋に戻った。

鍵を閉めた途端座り込んでしまう。
ーー彼は、裕一さんは配送業者じゃない??

怖くなった。業者では無い人が私の荷物を届けていたという事実が信じられない。

そもそも、川上裕一という名前も怪しい。疑惑を持てば持つほど怖くなった私は、ここから一刻も早く離れるべきだと思った。


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