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宅配のお兄さんにどんどん逃げ場を無くされるはなし

第5章 逃亡

差出人不明の封筒を開けると、そこには"写真"が入っていた。

買い物をする私。バイトをする私。大学にいる私。
飲み会終わりに航大さんと一緒にいる私。

全て私の写真だった。

全身に血がドクドクと巡って細胞が悲鳴をいるのが分かる。このままここにいいたら危ない気がする。

そう思って、方向を変え走り出そうとした所で誰かと肩がぶつかった。

「あっ、すみません」私はぶつかった相手に対して反射的に謝った。

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