テキストサイズ

宅配のお兄さんにどんどん逃げ場を無くされるはなし

第3章 進展

「「……」」目が合ったものの、話すことがなかった私たちは無言になってしまう。

先に目を視線を外したのは、彼だった。
「お預かり致します。1点でよろしかったでしょうか?」彼は淡々と会計を続ける。
「はい、現金でお願いします」その姿を見て、何だか残念だなとは思ったものの私も普通の客のように振舞った。

そうして、コンビニから出ようとすると「かっ、風邪気をつけて!」後ろから彼が声を掛けてきた。
私は少し驚きつつも「ありがとうございます」と振り返って言った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ