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女性警察官

第5章 再会

後日犯人の男は、女性警察官山之内さなえとの合意が合った上での行為ということで、不起訴となった。

あのとき対応をした男の警官は、やっぱりそうか。しかし、それが分かってしまっては、彼女も勤務がやりにくいだろう!と思っていた。

さなえは2ヶ月の減俸処分となったが警察署に今も勤務している。

その男の警官は、警察署内でたまたま、さなえとバッタリ会った。さなえは、以前の雰囲気とは全く違う雰囲気を醸し出していた。肩まであった髪をショートボブにし、明るい笑顔で、話しかけてきた。

「その節はご迷惑をお掛けし申し訳ありませんでした。」

と丁寧に頭を下げた。

男の警官は、

「あー、山之内さん。雰囲気が違うから分からなかったよ!どう?署内で色々と噂されて大変じゃない?」

「髪を切ったんです。そうですね。女性からは、陰でいろいろ言われてるみたい!男性はちょっと視線が……。慣れましたけど、しっかり見られてるのがよく分かるんですよ!下半身を……。」

深刻そうな話だが、笑顔で明るく言う。そういう俺も視線は、下半身についついいってしまうと男の警官は思う。そして、白いパンツと手錠を掛けられた手の指から滴る液体を思い出す。

「渡辺さんでしたよね?」

と、さなえは、男の警官の名前を確認した。

「そうですよ!」

と渡辺は答えた。

「渡辺さん、今お時間ありますか?もしよろしければ、まだお話ししていないことがあって……。聴いていただければと思うんですが。」

「そうですね、30分したら会議なんですが、それまでは時間があります。」

と、渡辺が答える。さなえは、

「それでは、こちらへ……。今、給湯室が空いてるんです。」

と渡辺を給湯室に誘導する。そして、さなえは話始めた。

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