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不埒に淫らで背徳な恋

第4章 【許されぬ略奪でしょうか?】





飲み会の前に連絡したきりだ。
何の連絡もないからきっとまた心配してかけてきたんだろう。
こうなることはどこかでわかってたはずなのに快くんを求める手を止められなかった。




フリーズしていた私の腕を取りバスローブのウエストベルトで縛りつけられた。
鳴り続ける着信音に焦ってるフリして本当はこうされて疼くほど興奮してる。




「出ないでください……わざとですよね?わざとこんなことして、僕以外の人のこと考えるんですか?今、目の前に居るのは誰ですか?瑠香さんは今…誰に抱かれてるんですか?」




怒ってる顔にゾクゾクする。
頭の上で縛られて動けなくて……
開いた股の中に入ってくる指の感覚。
腰が浮いちゃう。




「答えてください……」




手前の感じる部分に指を当ててくる……
優しくないのにどんどん溢れてく。




「か、快くん…!快くんに…抱かれてる」




「何度もいってますよね…?今もいきそうだ……僕のが欲しいでしょ?それなのに他の人の影チラかせるんですね」





「うっ……ごめんなさい」




「本当、悪い人だ……僕を怒らせて興奮してるなんて、またお仕置きですね」




「………はい」




スルスルと引き抜かれたもうひとつのウエストベルト。
今度は私の目を覆う。




「え……?」




「目隠ししていきまくってください」




嘘でしょ……?
手も縛られて目隠しだなんて。
視界を遮られただけでこんなにも感じるものなの……?




淫らに欲望を剥き出しにして興奮状態が続く身体は無限に求めてしまう。
息遣いで快くんも興奮してくれてるのがわかる。




激しく揉まれても感じるのは痛みではなく快感。
下唇を噛みながらよだれが止まらない。
わざと浅く突いてきてる。
腰が勝手に動いて欲しがるの。




「快くんっ……ズルい」




「何がですか?」




「もっと奥まで来てよ……」




「ダメです。ほら、また鳴ってる」




鳴り響く携帯の着信音。
こんな姿見られたらどう感じるだろうか。
本気で軽蔑される?
だったらそれでいい………
最低だと言って罵ってよ。
お前なんか嫌いだって離れていって……?









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