不埒に淫らで背徳な恋
第9章 【無い物ねだりの先には報復だけでしょうか?】
今度は私が口角を上げてほくそ笑む。
やっぱりこれが私スタイルなんだ。
リードされるのも新鮮で疼いたけど、こうして私のテクで善がらせるのが一番興奮するのかも。
「その顔もヤバい……ずっと見てられる」
よく喋るんですね。
クスッと笑った後、胸にキスを落としていく。
「舐めていい…?」
わざと聞いちゃう。
反応見るの。
「うん……お願い」
「ヤダ」
「え…!?」
クスクス笑いながら身体を離し、手は下へ。
すぐには触らない。
あえて焦らすの………痺れ切らしちゃう?
「やっぱりドSなんだね……ハマりそう」
「ねぇ、もう静かにしてよ…」
「うわ、急にため口に戻るとか堪んないな…」
「少しだけ黙って…」
甘く囁いた後。
口を塞いでそのまま舌を割り入れる。
ゾクゾクしてきた。
肩が上がり甘い吐息が漏れ出す。
まだキスしてたい………
でもそろそろ欲しい………
痺れを切らしたようにきつく締まる………
唾液を落とし手で触れていく。
「あっ……!そういうのもしちゃうんだね」
固く反り返っていくのを感じて悪戯な笑みを浮かべる私に堪らないよ…と天を仰いでる。
「こういうの好き…?」
「う、うん……力加減ヤバいくらい上手」
「まだいかないでね?」
「うん……頑張る」
クチュクチュと厭らしい音をたてながら根本まで固くさせる。
「ねぇ、コレ……今からどうしたい?」
「早く……挿れたい」
「どこに?」
「瑠香の、中に」
「まだダメ…」
「えぇ……!?」
顔を歪ませて項垂れる彼を横目に唾液を垂らしながら咥えた。
舌で舐めながら優しく歯を立てたり吸ったり、同じように手でも攻めていく。
嗚呼……善がってる。
足もソワソワしちゃって時々声も出てて、行為に及びながら見上げたらとんでもない顔してるね。
「あっ……あぁ…」
顔をこっちに向けて私にされてること確認して……堪らないの?
ビクン…と身体を震わせて強くシーツを握り締めてる。
見たいの?見てていいよ。
もっと下も舐めよっか?