
不埒に淫らで背徳な恋
第10章 【不埒に淫らで背徳な愛なら許されるのでしょうか?】
もう食べたくて仕方ない。
そのままでいい……生でいいから奥まで欲しい。
待って…と抱きついてきた。
「このままじゃ……本当に出ちゃう」
心の中で早く気持ち良くなりたい衝動と快くんが中で出すことに何の障害もない想いに気付かされた。
良いんだよって身体が受け入れてる。
「大丈夫……出る瞬間わかるから」と再びキスを落とす。
深く繋がったまま込み上げる想いに肩を震わせた。
ポタポタと彼のお腹に零れ落ちていく。
「瑠香さん……」
泣かないで…と優しく拭ってくれるからまた溢れ出す。
拭っても拭っても追いつかなくてもう抱きついた。
「好き………快くんが好き」
紛れもなく本心だった。
溢れ出てきた言葉にキスで応えてくれる。
「僕の方がもっと好きです」
堪らなくてこっちもキスで応える。
そのまま腰も動かしたら止まらなくなった。
「ナマ……気持ち良い?」
「はい……あまり締め付けないでください」
「無理っ……気持ち良いもん」
「あっ……ヤバい」
「いきそう?」
「ヤバいですけど、瑠香さんがイクまで頑張ります…っ」
いじらしい事言うんだね。
嗚呼……奥まで当たってる。
こっちもそろそろ限界きそう。
「あっ…!」
ビクン…!と跳ねた身体は一気に高潮へと登る。
親指で私の一番弱い突起部分を擦られて頭の中で何かが弾けた。
「あっ…あっ……イク……イッちゃう!」
「うっ……僕も…」
何回痙攣したかわかんない。
寸前で抜いた彼の体液は私のお腹に吐き出されていた。
まだ震えてる身体を抱き寄せ息を整える。
初めて生でした。
凄く…幸せだった。
目の前に居る彼が愛しくて堪らない。
「いつかは……中に出していいですか?」
え……!?
「冗談です」
力なく笑って首筋に顔を埋めてきた。
驚いた顔見せちゃったけどそれは照れ隠しなんだってまだ気付かないで。
心の声が漏れたのかと思ってびっくりしただけ。
どうしてそんなに通じ合えてるの…?
少し汗ばんだ髪を撫でて口づけする。
