無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「じゃ、今から指でイかせて…？舌はここ……」




首の後ろから胸に引き寄せ愛撫を強要する。
素直に従う指と舌に瞬く間に酔いしれて絶頂を迎えるのだった。




本当、驚くほどに回復力が優れていて欲しい時に与えてくれる。
本人曰く、必死に抑えないと反応しちゃうんだって。
理想は理想だけど………




「ねぇ、それって私じゃなくても反応するんじゃないの？」と問い詰めたことがある。
だってそうだとしたら腹が立つし充分に有り得ることだった。




「それはないです、瑠香さんに出逢ってからなんです！他の人に反応なんてしません！」




信じてください…と泣きつかれたらそれ以上は言えない。
確かに……これだけ出してて知らない相手とも出してるなんて異常だ。




「今までの彼女とは…？」




「人並みのセックスでした」




「最高でどれくらいしたの？」




「一回すれば終わりです」




「え、本当に？その若さで！？」




「はい……こんな気持ち良いものだとは知らなくて。何となく…形だけのセックスでした、相手には申し訳なく思うほど」




「ふーん、そうなんだ」




「瑠香さんと初めてした時、ご無沙汰だって言ったの覚えてますか？」




「うん、でもアレ嘘でしょ？」




「いや、本当です！何人か付き合いましたけど深い関係にはなれなくて…結局長続きしないでフラれてました」




「だって私の時は慣れてたよ？」




「相当頑張りましたよ、でも瑠香さんの方が一枚うわてでヤラれっぱなしでしたけど……って今もか」




「人並みのセックスか……それは私もだな」




「瑠香さんも！？」




「私も快くんと出逢ってここまで変われたんだと思う」




そう言うと後ろからギュッと抱き締めてきた。




「最高じゃないですか、僕たち」




「そうだね、それぞれ別の道で遠回りして来たけど快くんと一緒に居れる今が一番幸せだよ」




そう言って笑い合った。
結局私たちは惹かれ合う運命だったんだと強く確信せざるを得ない日々を過ごしてる。
例え周りがどう思おうと二人の意思が固いんだから突き進むべきなんだ。




もう迷いなんて存在しないんだよ。