不埒に淫らで背徳な恋
第12章 【エピローグ】
「瑠香さん……好きです」
「ん……私も好きよ」
「ハハ、早く欲しそう」
「うん……欲しい」
起きていた身体は肘をつきキスへと移る。
握っていた手も退かされ指が絡む。
まだ擦るだけ…?焦らされてるの…?
キスを中断し不満気に見つめるとフッと笑う。
「今からその綺麗な顔にかけるんですね…めちゃくちゃ興奮します」
「そうよ……知ってた?かけられる方も死ぬほど興奮するの…」
そう言葉で煽ったら欲しいがままに与えてくれるよね。
一気に挿入ってきて激しくピストンされる。
ももを上げられ奥までぶつかる。
揺れる胸も激しく揉まれがむしゃらに腰を振る荒々しいピストンに呆気なくイかされ痙攣する。
それでも容赦なく奥まで当てられまた気が遠くなっていく。
「あっあっイク…出るよ…!」
「快くん…っ!たくさんかけて…!」
根元まで深く咥えた後勢いよく抜いたら顔の前に来た。
目頭……頬……最後に口元。
白く濁ったとろみのある精液。
顔から垂れていく。
力尽きたのかすぐには動けない様子の彼は同じく肩で息をしている。
垂れる精液を指ですくい口の中に入れる。
目頭も頬も拭って手のひらにべっとりついたのを音を立てて吸う。
そしてそのまま飲み込まずにまた手のひらに吐き戻す。
「凄い量だね…」
「飲まなくていいですから」
ティッシュを渡されたが拭き取る前に彼のを掃除してあげなきゃ。
まだ握る私に力なく頷く。
「綺麗にしてあげる」
根こそぎ吸い取ったのかな…?
これだけ射精すればもう残ってないよね。
「あぁ……気持ち良い」
普通ならここでのたうち回ったりすぐ口から抜いたりするんだろうけど。
イった後は特に敏感だからね。
でも彼はそうじゃない。
こっちがやめない限りまた大きくなっちゃうのだ。
終わったら物欲しそうに見つめてくる。
「ありがとう…ございます」
優しく髪を撫でキスを繰り返す。
終わった後のキスもまた格別に気持ち良い。