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不埒に淫らで背徳な恋

第12章 【エピローグ】





「えっと……それは、僕も一生かけて約束します」




「バカ、最後まで言わせてよ」




「あ、はい、すみません」




身体を離し視線を奪う。
両手で頬を包み込んだら息を吸う。




「快くん、結婚して……?誰にも渡したくないの」




こんなこと言ったらまた泣かせちゃうの…?
こんな涙脆いとは思わなかった。
普通、こっちが言われて泣いて喜ぶんだけどね。
私たちはどうやら逆みたい。




「ふ、ふつつかな僕ですけど…」




「プハッ!それ言う人初めて見た!」




「すみません、こういうことは男の方がビシッと決めなきゃなのに…嬉しくて」




「また泣く〜」




「ごめんなさい、うぅ……」




背中をしばらく擦り続けた。
落ち着くまでに服も着終えた。




珈琲を淹れて呼びに行くと、膝まついて手を取られた。
ごめん、また吹き出しそうになったけどちゃんと返事聞かなきゃね。




「瑠香さん、僕の方こそあなたを誰にも渡したくありません。僕と結婚してください!」




「はい!宜しくお願いします」




クシャッと笑うこの笑顔に最初からヤラれてたのにね。
すぐ抱きついてくるの可愛い。
すぐキスしてくるのも慣れると心地良い。




徐々に深くなって後ろに追いやられて壁側に。




「ねぇ、珈琲淹れたよ?」




「まだこっち……」




そっか、猫舌だもんね。
もう少しだけならいいか。
でもこれ以上はヤバくなるから…と舌を甘噛みして中断する。




「これ懐かしい…」




「覚えてたんだ…?」




確か会社の資料室でキスされた時にも今みたく甘噛みしたんだったね。
やめてくれないから。




「あの時よりもっと好きです」




待って……もう煽らないで。
私からキスしちゃうじゃない。
珈琲冷めちゃうよ。
スカート捲り上げられてももからお尻に手が這う。




首に手を回しちゃったらどんどん深くなる。
角度を変えて舌が止まらなくなる。




ズボンの上から固いのをグリグリ当てられてハッとした。




「ダメ……次まで溜めてもらわないと」




「えぇ…!今から?今日は帰るまで抜いておきたいです!」








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