不埒に淫らで背徳な恋
第13章 【番外編〜快くんと瑠香の日常〜その①嫉妬】
「そりゃ聞いてくるから。でも本当昔過ぎて顔なんて曖昧だよ?ぼんやり覚えてるくらい」
「思い出してた……凄く上手だったって」
なら聞くなよ。
こうなるってわかってんだから。
乗っちゃった私も私だけど。
つい、意地悪したくなって。
「それは売り言葉に買い言葉。本当はよく覚えてない、きっと早漏だったんだね、彼は」
「そうなの…?」
「誘ったのも曖昧。どう始まったのかさえよく覚えてないの、ごめんねウソついて」
「こっちこそ変なこと聞いてごめん…」
「納得出来ましたか?」
「はい」
「まぁ、嫉妬してくれるのは最高に嬉しいけど」
そう言いながら外したゴムの後を綺麗にし始める。
お掃除フェラしてる時の腰あたりの血管が浮き出るところが堪らなく好き。
腹筋も力入るから固いんだよね。
そういうの、男らしくて大好物なの。
見る見るうちに元の固さに戻っていく。
凄い……青筋立ってる。
「でもこれだけは覚えておいてね?私、快くんじゃないとあんな顔しないし感じない。これからも快くんにしか見せない。快くんでしかあんなに淫らになれないよ…?中イキだって快くんが教えてくれたんじゃん」
「瑠香さん…っ」
深い口づけで翻弄される。
もう嫉妬にまみれた荒々しいものじゃない。
凄く丁寧で優しい。
自分から快くんの手を下部に持って行ってしまう。
また潮吹くかも知れない。
でもまだイかされたい。
快くんのその指で絶頂を味わいたい。
「指………めっちゃ締め付けてくる」
「ん……このままイかせて?」
胸に舌が這う。
「もっと舌出して舐めて…?そう」
天を仰ぐほどの快楽に連れて行ってくれるのは他の誰でもない、快くんだけなの。
代わりはいないのよ…?
この私が身を持って体験したんだからもう少し自信持ってくれてもいいかなって。
クチュクチュ…と卑猥な音響かせて身体を震わせてる。
激しい指の動きに高らかと声が漏れた。
「あっ…あっ……あぁ…!イクっ…!」
くねらせた腰。
快くんの腕に垂れるほどの愛液。