テキストサイズ

不埒に淫らで背徳な恋

第3章 【破滅的な愛でしょうか?】





何でこんなに普通で居れるの……?




「作ってるから先お風呂入って来なよ」




優しい言葉に甘えて、他の人の匂いを消しに行く。
湯船に浸かりながら他の人を想ってる。
鏡に映る自分の身体にキスマークがついていないかチェックしてる。




ホッとした後、いつかはつけてほしいな……なんて願ったりしてるの、私。




肌身離さずにつけていた結婚指輪。
また外しちゃったのに、前より罪悪感が薄れてる。




「瑠香〜!もう出来てるよ〜!」




「はーい」




こうして笑顔で戻れる私は本当にどうしようもなく下衆い。




わかっていながら茨の道を選ぶ未熟さ、愚かさがまだこの身を暴走させる。




止まらなくさせる。




甘い蜜を吸い、陶酔していくのだ___

























ストーリーメニュー

TOPTOPへ