不埒に淫らで背徳な恋
第4章 【許されぬ略奪でしょうか?】
嗚呼……好きな瞳だ。
スイッチ入った強い眼差し。
絶対に逃してくれない瞳。
額寄せながら首に手を回す。
甘えていいの……?
本当は恥ずかしくて目を見て言えないからこうして言わせて…?
「快くんのことたくさん傷付けたから、お仕置きして…?」
耳元でそう囁いたら部屋の中に連れ込まれた。
初めて入る快くんの部屋。
シングルベッドに押し倒されて激しく唇を塞がれた。
もう熱い……固いのが足に当たってる。
先に脱いだ快くん。
引き締まった身体を見ただけで疼いて足が動く。
早く……触れてほしい。
前ボタンのないブラウスを下から脱がされ、腕を上げた状態で完全には脱がしきらない……まるで、手首を縛られているかのような感覚。
自由の効かないまま下着を履かれ舌が這う。
ダメ……いつもより感じる。
声も……我慢出来ない。
善がってしまう。
もう知り尽くしてる……性感帯。
どこをどうすれば喘ぐのか。
全部この指とこの舌が私を快楽へと落とし入れるのだ。
「快くん……お願い、もう」
よだれが垂れるほど欲しい……
ブラウスを外され、
手を取り固く反り返った部分をズボンの上から握らされる。
「コレが欲しいですか…?」
手首を握られながら撫でるように動かしてくる。
熱い……喉が鳴る。
こんなに触れたらもっとその先が欲しくなるよ。
直で触りたい………舐めたい。
限界まで大きくしたい。
「欲しい……です」
「まだです」
そう言ってまた私の下を刺激してくる。
もう何度もいかされてるの。
私ばかりじゃイヤ……いかせてあげたい。
舐め合いでもいいからお願い……させて?
嗚呼………またくる。
出ちゃう……ヤダ………もういきたくないっ!
数秒間の痙攣は身体を麻痺していく。
だったらもう挿れて欲しい………
一人でずっといかされるのはズルい。
気持ち良いのに物足りないよ。
ひとつになりたいのにしてくれない。
「ダメです……お仕置きですから」
自分で招いた結果がこんなにも苦痛だったなんて……
与えてもらえない罰………
項垂れる私の頬に触れる手。
眼差しは優しいまま。