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ヌードモデルの思い出の温泉

第2章 もう一度、体験

いいお湯だった。

脱衣場で体を拭きあげていたら、部屋で浴衣に着替えたときのハプニングを思い出した。

松田さんの前で浴衣を着ることになるが、

裸なのを承知で部屋に入れたくせに、そそくさと浴衣を着たら、裸体を見られるのを嫌がっていると思われそうだし、
かといって、いつまでも着ないのも不自然だし。

自然に服を着るのがこんなに難しいなんて知らなかった──

なんて述懐しながら、ショーツと浴衣を身につけた。


部屋に戻ると、松田さんはノートの整理をしていたが、

浴衣の私を見て、「ここで着替えるんでしょ?」と言った。

いえ、という私の言葉に意外な表情を浮かべたが、またノートに集中した。

松田さんに席を外してもらわなくても、洗面所とかでワンピースに着替えることはできるのだ。

あえて浴衣のままでいるのは、このまま寝てしまえるというのもあるが、
やはり、彼との思い出をなぞりたかったからだ。

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