テキストサイズ

ヌードモデルの思い出の温泉

第2章 もう一度、体験

実際、既刊のモデルには、羞恥を隠せないぎこちない表情の女性もいた。

どんな女性もヌードの恥ずかしさにはすぐ慣れてしまうものだと、私は思っているのだが──ひょっとして、私の感覚は麻痺してしまったのだろうか?

それにしても、裸に慣れたヌードモデルが普通に入浴してるだけだから、色っぽくない写真ばかり産み出されるんだろうな、と思いつつ、私はいつもより上品に振る舞った。

しゃがんでかかり湯して、
脚を開きすぎないようにして、湯船の縁をまたぎ、
静かにお湯に身を沈めた。

もちろんカメラは容赦しない。

かかり湯のときの背中とお尻から、
タオル一枚だけで歩いてくる乳房丸出しの姿、
ゆらめく湯の中の裸身まで、余すところなく撮られたと思う。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ