テキストサイズ

ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第82章 傑と悟



白血球数:5300
赤血球数:394
ヘモグロビン:9.7






ヘモグロビン値、9.7か…



血液検査の結果はやっぱり悪くなってて、わかってたことなのに数字で見るとやっぱりショック。




藤堂「もう見てわかると思うけど、数値がかなり低くなってきてる。」



「はい…」



藤堂「大学には休まず通いたいんだよね?」



「もちろん、休まず行きたいです。」



藤堂「うん。そしたら、このまま貧血が進まないように、週1回鉄剤打とう。」




やっぱり、そうだよね…



鉄剤注射になるだろうなと思ってたけど、これもいざ言われるとやっぱりショック。




藤堂「それと、薬もいくつか出しておくから、朝昼晩ときっちり飲むようにして。これで大学は毎日行ってもいいけど、決して無理はしないように。しんどくなった時はすぐ来るんだよ。」



「わかりました…ありがとうございました。」




こうして、薬の服用と週に1回の鉄剤注射でなんとか大学には通えているものの、どんどん暑くなるこの季節に、どんどん難しくなる講義。

わたしの身体は辛うじて現状維持できてる…かな?という状態で、絶好調とは程遠い。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ