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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第85章 初めの一歩

-五条side-




ひなのやつ、動揺し過ぎだろ…

ベッド退けるのまだ早かったか?



退院して帰ってくるなり、自分のベッドがないことに気づいたひなは大騒ぎ。

元々、ひなのベッドはいずれゲストルームに持っていくつもりだった。

付き合った当初からそのうちにと考えてはいたが、あまりにひなが初心なんで、もう少し大人になってから…とタイミングを計ってた。

ただ、この前夏樹に言われたことが割と図星で、あの後、藤堂先生からも、




「悠仁がひなちゃんと一線を置いてるのは、ひなちゃんを思うのが半分、自分の理性を保つのが半分でしょ。夏樹の言う通り、こっちから引っ張ってあげないと、ひなちゃんはいつまでも女の子のままだよ。悠仁もそろそろ男になっていいんじゃない?」




なんて言われたんで、まずは一緒に寝るところから始めてみるかと、入院してる間にひなのベッドを移動した。

そしたらひなはあの反応。

何を想像したのかしてないのか…

こんな調子で大丈夫か?


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