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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第87章 帰るまでが遠足

-五条side-




_____数分後




藤堂「ひなちゃーん、病院着いたよー!」




傑の車が到着し、後部座席のドアを開けると、お尻とタオルに血を滲ませて横たわるひなが。




夏樹「先生、ひなのさっき発作起こして、激しく咳き込んで急に意識失くした…」



藤堂「発作…?」




と藤堂先生がひなを抱え出し、用意していたストレッチャーに乗せると、



ん…?

これって…




「おい、ちょっと待てっ!!」




バンバンバンッ___



駐車場へ行こうと動きかけた車のボディを叩いて引き止め、俺は勢いよく助手席のドアを開けた。




「おい!お前らひな何食った!?ひなに何か食わせたか!?」




ひなの首元には発疹が出てる。

アナフィラキシーを起こしてることはすぐにわかったが、




宇髄「何に反応したんだ…?」




というのがわからない。




藤堂「ひなちゃん呼吸弱いです…、急ぎましょう!」



「こら、聞いてんのか!!夏樹、お前降りて一緒に来い!!」




突然俺に怒鳴られて、思考が停止したように固まる2人。

先生たちが急いでひなを連れて行く後ろで、俺は夏樹を助手席から引っ張り出して、一緒に中へ連れて行った。


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