テキストサイズ

ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第87章 帰るまでが遠足



「ここ来るまでにひな何か食っただろ、ひなが食べたもの全部言え!」




宇髄先生と藤堂先生にひなを任せ、初療室の前で夏樹に問いただす。




夏樹「え、えっと…、昼はみんなで蕎麦食べて、車の中でお菓子食った。」



「その蕎麦、普通の蕎麦か?蕎麦つゆはどんなやつだ?」



夏樹「十割蕎麦って書いてて、普通の蕎麦つゆだったけど。」



「お菓子は?どんな菓子食った?」



夏樹「えっと…っ、ひなのはグミとたまごボーロばっかり食べて、俺のえびせんと傑からチョコももらって食べてた。」



「…そのチョコなんか入ってなかったか?」



夏樹「ア、アーモンドチョコだった。」



「アーモンド?」




と話してるところに、車を駐めた傑も合流。




「アーモンドだけだな?ピーナッツ入ってなかったな?」



夏樹「うん、入ってないよ。な、傑?」



七海「え?」



夏樹「ひなのにあげたチョコって、ピーナッツなんか入ってないよな?」



七海「入ってないよ!ひなの落花生はアレルギーでしょ?それは前から聞いてたから、食べるものは全部気をつけてた。落花生が入ったものはひなの一切食べてない。」




ひなの食物アレルギーは落花生だけ。

それも幸い程度は軽い方で、仮に製造ラインで落花生を含んでいたとしても、落花生そのものを食べなければこんな症状にならないはず。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ