ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第88章 甘いお仕置き
ドキッ……
「ひゃえっ!?////」
五条先生の顔がいきなり耳元に来たことも、一緒にお風呂に入ると言われたことも、それを囁かれたことも。
一度に起こるもんだから、何が起こったのか認識するのに時間がかかる。
そして、
お、お風呂…!?
五条先生と、一緒に、お風呂!?
と脳内パニックで固まるわたし。
「なんだその変な声。そんな嫌か…?まぁいい。嫌な方がお仕置きっぽくていいだろ。」
と、また何でもないように言う五条先生。
「お風呂がお仕置きデスカ…?」
「あぁ。お仕置きに一緒に入ってもらう。な?痛くも痒くもないだろ?」
「いや、ま、待ってください!お仕置き考えてなかったって言ったじゃないですか!どうして急に、しかもお風呂って…。」
「ん?今思いついたから。飯食ったら入ろう。」
って、五条先生はそのまま夕食作りに取り掛かった。