ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第88章 甘いお仕置き
そして、いよいよお風呂の時間になって、
「俺が先に入ってシャワーするから。呼んだらひな入っておいで。」
え、ちょっと待って!
それだと、わたしの裸が見られるじゃん…!
先に湯船に入りたいっ!
「いえ、わたしが先に入ります…!」
「ひなが先に入ったら、一緒に風呂浸かる時間短くなるだろ。俺がシャワーしてる間にのぼせるかもしれないのに。」
「いや、でも、その方がいいと思うんです!ほら、髪乾かすのとか、女子の方が時間かかるし!」
「それはどっちにしろひなから上がればいいだろ。俺が先に入って後から出るから。」
なっ…、それはそうか。
そういうことになるね。
ならここは、正直に恥ずかしいって言うのがいいかもしれない…
「えっと、その…わたし先に入りたいです!裸見られるの、は、はず、恥ずかしいので…//」
「…裸見たいから一緒に入るんだけど?」
「ふぇっ!?」
勇気を出して恥ずかしいって言ったのに、言うだけでも恥ずかしかったのに、もっと恥ずかしいこと言われた…。
「は、裸見たいって…」
「ひなの裸も見たいし、恥ずかしがってるところも見たい。お仕置きなんだから、ひなが恥ずかしいのは関係ない。それに、ひなが先に入ろうが後から入ろうが、出るのはひなが先だ。その時にどうせ見えるぞ?」
うん。
そう、なる、ね…
「そ、そうですね…」
「そうだ。ということで、俺今から入るから。すぐ呼ぶから準備しとけよ。」
と言って、五条先生はバスルームへ入って行った。