ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第88章 甘いお仕置き
そして、10分もしないうちにお風呂の呼出音が鳴り、
もう少しゆっくりシャワーしてくれていいのに。
男の人は洗うの早いな、本当にすぐ呼ぶじゃん…
と思いながらバスルームへ。
あぁ、この扉の向こうには裸の五条先生が…
なんて心臓をドキドキさせながら、ゆっくり時間をかけて服を脱ぎ、
「ひなー?もう服脱いだだろ。」
「……。」
「ほら、俺後ろ向いてるから。入って来ないとこっちからドア開けるぞ?」
もう脱ぐものも無いというのに緊張してドアの前に突っ立ってると、中から五条先生に催促される。
「だ、だめ…!自分で入る…!」
と言ってそーっとドアを開け、五条先生がこっちを見てないこと確認してから、わたしは浴室へ入った。