ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第88章 甘いお仕置き
「五条…先生……ハァ、ハァ…」
気持ちいい…
五条先生にこうして胸を触ってもらうの、しかもお風呂の中で。
五条先生の声と自分の吐息と、それから水の音…
混じり合って反響して、耳からも身体の中を責められる。
わたし今、どんな顔してるんだろう。
五条先生はどんな顔してるの?
そういえば五条先生の顔、お風呂に入ってから一度も見てないっけ。
そう思い、五条先生の胸に預けてある頭を少しずらして見上げると、
「ん、おしまい。よく頑張りました。」
って、五条先生に頭を撫でられた。
えっ…?
あれ…、なんで、どうして…?
まるでさっきまでのが夢みたいに、五条先生の声はいつもの低くて優しい声で、わたしを抱きしめながら、優しい顔で頭を撫でている。
どういうこと…?
わたし、さっき……
そう状況を整理しようとすると、なんだかぼーっとしてきてしまい、
「ごじょぅ…せんせ……?」
「ひな…?大丈夫か?ひ…」
ひなって呼ばれる声を最後に、深い眠りについてしまった。