ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第90章 デート
藤堂「うーん…。ひなちゃんを放ってとは言えないけど、悠仁も腕上げるチャンスでしょ。今回パスしたら、次の打診はまたいつになるかわからない。気持ちとしては、行きたいよね?」
「もちろん、医者として行きたい気持ちはありますけど…」
宇髄「ひなちゃん、五条に合わせて留学させたらどうだ?医大に留学プログラムあっただろ。」
藤堂「あぁ、なるほど。確かにその手がありますね。」
「さすが、宇髄先生…。実は、院長にも同じこと言われました。院長自身もりさ先生を引き取ったから、ひなを置いて行けない気持ちはよくわかると。だから、ひなも留学させて一緒に行ったらどうかって。」
藤堂「だったら、後はひなちゃんの意思を確認するだけじゃないの?ひなちゃんさえ行くって言えば、別に悩むことないでしょ。」
「それはそうなんですけど…留学となると、やっぱりひなの身体が心配なんです。それに、仮に一緒に行ったとして、向こうじゃ俺もひなも今より忙しくなります。2人で過ごす時間が減って、結局寂しい思いさせるくらいなら、日本にいる方がひなのそばに沢山いてあげらていいかな…って……」