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ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜

第90章 デート



宇髄先生に言われたことも、藤堂先生に言われたことも、全くもってその通り。

全てにハッとさせられて、背中に触れた藤堂先生の手の温もりは、励まされるというより、なんだかもう、涙腺が緩んでしまいそうになる…




「…すみません、本当…情けないです……」



宇髄「だからそんな項垂れるなって…。お前、そういうタイプだったか??」



藤堂「ひなちゃんのこととなると、どうもらしくなくなりますね。ほらっ、悠仁く〜ん?お顔上げて笑おうね〜。」




って、藤堂先生が急に俺の頬を両手で挟んできた。




「…っ!?ちょっ…何してんですか!?俺はひなじゃないですよ!!」



藤堂「あははっ、ごめんごめん。あんまり辛気臭いからさ。って、そんな嫌そうに避けなくてもよくない??」



「嫌とかそういう問題じゃなくて…!」



宇髄「ははっ、お前ら仲良いなー。五条、アメリカの話はちゃんとひなちゃんに話せよ。それで、五条がどうしたいか、ひなちゃんはどうしたいか。五条はひなちゃんにどうして欲しいか、ひなちゃんは五条にどうして欲しいか。2人で話し合って決めるんだ。」



「はい、わかりました。ひなが元気になったら、ちゃんと話し合ってみます。」


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