
ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第91章 ひなのウイルス
うーん、冷凍ごはん無いな〜…
本当はお粥を作りたかったけど、時間がかかりそうなのと、あの何分炊きもよくわからずで、雑炊にしようかなと冷凍庫を開けた。
でも、こんな時に限って冷凍ごはんをストックしてなくて、結局うどんを作ることに。
鍋に水を入れて、火にかけて、沸騰したお湯の中へうどんを投入。
表示時間より少し長めにタイマーをセットして、まだ踊り出さない鍋のうどんを菜箸片手にじーっと見つめる。
五条先生、大丈夫かな…
病院行った方がいいのかな…
でも、わたしじゃ連れて行ってあげられないしな…
そんなことを考えながら、お鍋のうどんを一度舞わす。
わたしの薬じゃダメなのかな…?
って、ダメなんだろうな…
あの救急箱、どこにしまってあるんだろう。
パブリンとかバファロンとか、葛根湯も入ってたと思うんだよね…
と記憶を辿っていると、
あっ!あそこにあるかも…!
ふと、まだ見ていなかった場所を思い出しリビングに。
