ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第92章 決行日
そんなこんなで、他愛もない話をしながらまだまだお酒を楽しんで、気づけば日付も変わっている。
もう2時か…
「すみません、俺ちょっとひなの様子見て来ます。」
そう言って一旦席を外し、ひなが眠る寝室へ。
「スー……スー……」
……かわいい。
静かに寝息を立てるひなは、頭を撫でても起きる気配なく気持ちよさそうに眠っている。
俺はそんなひなの寝顔をしばらく見つめてから、ひなの横にそーっとプレゼントを置いて、
「Merry christmas……」
ひなのおでこに、優しくそっと…
口づけを落とした。