ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第93章 誕生日の温泉旅行
そして少しの間、そのまま五条先生の鼓動に耳を傾けていると、
「ひな、露天風呂入ろうか。」
と五条先生が。
「今から?もう入っていいの?」
「昼と夜じゃ外の景色が変わるから。夜はそんなに見えないかもしれないし、ご飯までまだ時間あるから明るいうちに少し入ろう。」
「やったぁ!露天風呂、早く入りたかったの!」
と、わたしはこれまた一気にテンションが上がり、ソファーを飛び降りて、お風呂に入る準備をしようとかばんをガソゴソ。
すると…
「なぁ、ひなぁ?」
「ひゃぇ!?」
五条先生に今度は後ろからハグされた。